介護施設選びのポイント。これだけは押さえておこう!

 介護施設(介護付き有料老人ホームや、サービス付き高齢者向け住宅など)を選ぶ際に気をつけておきたいポイントをまとめました。親の介護や施設入居の判断は、思っている以上にその十分な備えがないままやってくるものです。そのいざという時に慌てることが無いように、「介護施設選びのポイント」を知っておくだけでも違います。入居される本人だけでなく家族の皆様が重きをおきたいことの優先順位を整理しておことが良いでしょう。「介護施設選びのポイント」に沿って適した施設を探し、じっくりと選ぶようにしましょう。入居後、毎日生活していくことになる場となるので、出来るだけ施設見学や体験入居などを積極的におこない、「行って、見て、スタッフと話をして」、入居される本人にとって、ふさわしい施設かどうかを判断していきましょう。

介護施設には有料老人ホームだけではなく、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、グループホーム(認知症対応型施設)など、その種類も多く、費用面から提供されるサービス内容までがさまざまですのでよく調べておくようにしましょう。

 


押さえておくべきポイント10項

【 目 次 】

1.)暮らしたい地域はどこ?

2.)入居費用はどれくらい?

3.)希望する施設の入居条件は?

4.)介護・看護のケア体制はどうか?

5.)施設で働くスタッフの人となりや質はどうか?

6.)入居されている方がどんな暮らしを過ごせているか?

7.)施設設備や居室、共有スペースのチェックも忘れずに

8.)日々のお食事はどんなものを提供してくれるの?

9.)家族との関わりは普段どおり続けられる?

10.)運営会社についても知っておこう


1.)

住みたい地域はどこ?

もちろん「今まで住み慣れた地域で暮らしていきたい!」との思いは、どなたもお持ちかもしれません。今まで暮らしてきた地域を中心に探す。また、ご事情によってご両親と遠距離で暮らされている場合などは、家族の負担が大きいので、出来るだけ通いやすい所(家族の近くへの移り住みも検討。気軽に会いに行ける距離感やアクセスなどは心の安心にも繋がりますね)から施設探しをはじめてみましょう。どの地域を選ぶのかは介護ケアを主体に考えるのか、自立した生活を過ごしていくのかによっても変わってきます。介護ケアを主体にした場合は、ご本人にとって精神的な支えとなる、家族の通いやすさがポイントとなります。入居されるご本人の希望・要望などを優先した、無理のない地域を選ぶようにしましょう。

有料老人ホーム検索MAP/東京エリア
有料老人ホーム検索MAP/神奈川県/横浜・川崎市エリア
有料老人ホーム検索MAP/神奈川県/相模原市エリア
有料老人ホーム検索MAP/神奈川県/横須賀市・三浦市エリア


2.)

入居費用はどれくらい?

特に民間の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、毎月の支払額がある程度必要となってきます。ですので、しっかりとした資金計画を立て、無理のない支払いができる料金プランを提供している施設を選定していくようにしましょう。入居にあたっての必要な金額には様々あって、
①入居一時金(前払い金)、②月額費用(その内訳)や、「医療費、日用品、おむつ代」などといった実費負担する料金、介護保険料で賄える適用範囲と自己負担額なども確認しておきましょう。
似たような料金の施設でも、各施設によってサービス内容・料金に差があるのは当然です。いくつか実際に見学してみて、適切な介護施設、高齢者ホームを選んでいきましょう。

▶︎有料老人ホームの入居に必要な費用アレコレ


3.)

希望する施設の入居条件は?

各施設には入居条件(年齢、健康状態、要介護度、医療的処置の状態など)それと退去条件があります。介護度が上がった場合や、認知症の症状が進んできた場合、また医療行為が必要になった場合、長期入院した場合でも住み続けられるのかどうか、しっかりと確認しておくことが大切です。また、入居時には身元引受人(身元保証人)が必要になります。いない場合は身元保証を代行してくれる一般社団法人やNPO団体があるので、そういった社会資源を有効に利用するのも良いですね。

▶︎老人ホームの入居条件に関する詳細はこちら


4.)

介護・看護のケア体制はどうか?

手厚い介護が受けられるかどうかの基準として、施設で働く介護スタッフの人員体制がどうなっているかが一つの指標となります。民間の介護付有料老人ホームの場合は、入居者3人に対して介護スタッフを1名以上を配置することが国に定められた最低基準となります。これよりもスタッフの人員数が多ければ多いほど、より手厚い介護を受けることができます。また、多くの施設では日中帯と比べ、夜間帯はスタッフ配置が少ないこともあるので、その辺りもよくチェックしてみましょう。看護職員の勤務体制(昼間のみの配置なのか、24時間常勤体制なのか・・・など)、また医療機関との連携はしっかり取れているか?日常的な健康管理は行ってくれるのか?リハビリ設備やリハビリ専門員が配置されているかどうか、緊急対応体制は整っているか?看取り体制は?などなど・・・様々な観点から確認しておきたいところです。

※住宅型有料老人ホームのケア体制は?
施設外部のサービス提供事業者との直接契約で介護サービスを受けることとなりますので、基本的に介護スタッフは常駐していません。(施設内に系列のサービス提供事業者が併設されているケースもあります)生活支援サービスをしてくれる施設スタッフの人数(夜間体制含む)をはじめ、看護スタッフの有無、医療機関との連携レベル、緊急時の対応体制などを確認しておくようにしましょう。


5.)

施設で働くスタッフの人となりや質はどうか?

施設で居心地よく、快適に日々を過ごせるかどうかは、なんといっても、そこで働くスタッフに大きく左右されます。施設長をはじめ看護・介護スタッフ、その他職員の方々の質がよくなければ、いくら設備・住環境が整っていても心地よく過ごせないかもしれません。施設見学の際には、そこで働くスタッフの立ち居振る舞いや会話の様子、入居者に対する接遇、みだしなみなど、そういったところにちょっと意識してみると入居後のイメージも湧いてきます。


6.)

入居されている方がどんな様子で暮らしているか?

入居後のイメージを掴む方法として、既に入居している方たちの雰囲気を確認するようにしてみましょう。入居者の男女比は?年齢構成は?介護度は?(比較的自立に近い方が多い施設なのか、重度の要介護者が多いのかなど)なども確認できると、比較的自分の状態に近い入居者が多い施設などは参考になるでしょう。
気に入った施設候補が見つかれば、一度、体験入居してみるとそこでの一日の生活ぶりがつかめるので、施設選びの良い判断材料にもなります。


7.)

施設設備や居室、共有スペースのチェックも忘れずに

介護が必要な方はもちろん、入居後(将来的に)介護が必要になっても安心して暮らしていけるためには、施設の住設備、住環境(空間)も重要なポイントになってきます。居室は車椅子生活を配慮された作りになっているか、車椅子でも十分すれ違える広さがある廊下なのか、居室のドアは間口が広めのスライドタイプになっているか、転倒しても大きな怪我にならない床材の材質は使われているか、介護度の状態に応じた浴室の設備が整っているかなど。また、お庭やバルコニーなど、自然環境に触れる場もあると良いですよね。


8.)

日々のお食事はどんなものを提供してくれるの?

食事は、生活の満足度を高める重要な要素になります。各施設にはメニュー表などがあるので、献立の内容や日頃の提供内容などを確認するようにしましょう。管理栄養士が献立の栄養管理をしてくれているか、施設内の厨房で作られているか、介護食など、ご本人が摂取できるタイプで提供してくれるの、咀嚼や嚥下機能が低下した場合の対応も行ってくれるのか・・・なども確認しまておきましょう。また、身体状況やその日の具合などによって食べれなかった場合の利用料金はどうなるのか、メニュー選択の幅(事前申し込み制なのか、気分によってその場で選べるかなど)についても確認しておきましょう。


9.)

家族との関わりは普段どおり続けられる?

入居後も家族との接点が保てれるかは、入居者にとって、家族にとってとても大切なポイントです。施設側の運営方針によって各施設ごとに異なるケースもあるようです。訪問時間の制限はどうなっているのか、施設を訪問した際の家族の居場所は整っているか、入居者と家族が一緒に食事がとれるのか、家族も宿泊できるゲストルームも整っているのかなど。また、入居者との外出や、入居者の外泊は可能なのかも確認すべきポイントですね。


10.)

運営会社についても知っておこう

民間の介護施設(老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅)業界では、介護専門の企業以外に、様々な業界からの参入も相次いでいます。それぞれの企業にはの特徴や得意分野があるので、自分の求めるサービスに近い企業を選考判断することが良いと考えます。また、民間企業が運営する施設は企業規模の大小問はず、M&Aなどによる運営法人の変更や、中には倒産するケースもあります。各施設運営会社の実績、財務状況、事業理念、情報開示要求への対応などもしっかり確認してするようにしましょう。入居率や退去率を知ることだけでも、安定した運営ができているかどうかの目安として判断できます。施設見学の際には、入居率、退去率、退去理由など質問するなどして、選考材料にするよう心がけてみましょう。

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